特別な記憶力が必要?
いいえ、暗算は記憶力が凄いからできるわけではないのです。
2桁×2桁の暗算はクロール25mくらいの難易度です。
信じられませんか?
では「56×23=」で暗算を体験してもらいましょう。
手順1
「5×2=10」の「10」をイメージします。
※0は思い浮かべないので、1だけです。
手順2
「6×2=12」の「12」を一桁ずらして足します。
手順3
「5×3=15」の「15」を足します。
手順4
「6×3=18」の「18」を一桁ずらして足します。
答えは「1288」と求まりました。
たったこれだけです。
リアルなそろばんを思い浮かべる必要はありません。必要な玉だけをぼやっと思い浮かべれば十分です。 上記の図では分かりやすく追加した玉を黄色にしましたが実際には色も付いていません。 これをイメージできるなら2桁×2桁を暗算でできるようになる素質十分です。
暗算に特別な記憶力は必要ありません。
上記の例からも分かるように2桁×2桁であれば必要なのは4桁のそろばんです。
856+297+369+、、、のように3桁の数字を10回足す問題であっても必要なのは4桁のそろばんです。
4桁のそろばん、しかも使用する玉だけをぼんやりと思い浮かべる。
それができるのであれば暗算を行うのに十分な記憶力があるのです。